気圧の高度変化のグラフを描く (1)
前回、指数関数や対数関数が含まれるグラフを描く例題として、高度上昇に伴う気圧の変化のグラフを、直線座標及び片対数座標の上に描いた。ただし前回は、気圧を決める変数として高度と気温の二つがあるにも関わらず、高度だけを変数とし、気温は250 Kで一定として計算した。その結果、片対数グラフにすると、高度に対する気圧の変化は、完全に直線上に乗った。今回は、気温も変化させながら、気圧がどのように変化するかのグラフを描いてみよう。
ここで、、 である点は前回同様だが、気温も高度とともに変化させる。気温が高度によってどのように変化するかは、「縦軸方向に変化するグラフを描く」で扱っており、ここではその時に求めた値を利用することにする。
それでは、気温を250 Kと一定とした場合と、気温の変化を織り込んで計算した場合の差異を比較してみよう。下に示したエクセルのシートでは、列Cには、気温を250 Kと一定とした場合の気圧を、列Dには、気温を高度によって変化させて計算した気圧を書き込んだ。
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