時系列分析 4
前回は、国内15地点の各月の平均気温の変動について調べたが、今回は月ごとの気温偏差の変動を調べてみる。 月ごとの変動が極めて大きいグラフとなっているが、右肩上がりの温暖化傾向が含まれていることが分かる。 ここで差分を計算するdiffを用いる。 ts.plot(diff(TempMonth)) 上昇傾向が除去され、月ごとの変動が目立つ結果となっている。 次に、自己相関係数を計算してみる。 acf(diff(TempMonth)) 直前の月の気温偏差と逆相関の関係がみられた。一月前の相関件数が-0.38、1年1か月前との相関が0.10、1年2か月前との相関が-0.10、2年1か月前との相関が0.069と、有意に大きな値となっている。1、13、14、25か月前の気温が関係し、1、14か月前が逆相関、13、25か月前が正相関となっている。 (2015.3.7) |