20150110Fuji1

Rによる気象データ解析 14


時系列分析 4

 前回は、国内15地点の各月の平均気温の変動について調べたが、今回は月ごとの気温偏差の変動を調べてみる。

 用いたデータは、気象庁の日本の月平均気温偏差(http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/list/mon_jpn.html)である。

 気象庁のデータは2次元配列となっているが、それを1次元に戻したものを用意した。このデータは、あらかじめCSV形式に変換し、それを読みこむ。

TempMonth<-(read.csv ("http://u4ren6.com/R/data/Temp-Month.csv",header=F))

 続いて時系列データとする。

TempMonth<-ts(TempMonth,start=1898,end=2014,frequency=12)

データを確認するために、

ts.plot(TempMonth)

と入力し、時系列データを確認してみると、

JapanMonth.jpg"

 月ごとの変動が極めて大きいグラフとなっているが、右肩上がりの温暖化傾向が含まれていることが分かる。

ここで差分を計算するdiffを用いる。

ts.plot(diff(TempMonth))

JapanMonthDiff.jpg"

上昇傾向が除去され、月ごとの変動が目立つ結果となっている。

次に、自己相関係数を計算してみる。

acf(diff(TempMonth))

JapanMonthACF.jpg"

 直前の月の気温偏差と逆相関の関係がみられた。一月前の相関件数が-0.38、1年1か月前との相関が0.10、1年2か月前との相関が-0.10、2年1か月前との相関が0.069と、有意に大きな値となっている。1、13、14、25か月前の気温が関係し、1、14か月前が逆相関、13、25か月前が正相関となっている。

(2015.3.7)
 

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