時系列分析 3
今回は同一月の平均気温の年々の変動を調べてみる。
前回用いた網走、根室、寿都、石巻、山形、銚子、飯田、伏木、彦根、境、浜田、多度津、宮崎、名瀬と石垣島の15観測点の月ごとの平均気温データを用いる。このデータは、あらかじめCSV形式に変換し、それを読みこむ。
JanTemp<-(read.csv ("http://u4ren6.com/R/data/01Temp.csv",header=F))
続いて
JanTemp<-ts(JanTemp, start=1898,end=2014)
データを確認するために、
ts.plot(JanTemp)
と入力し、時系列データを確認してみると、
冬の気温が低く、夏の気温が高い周期を示すグラフが得られた。
ここで差分を計算するdiffを用いる。
ts.plot(diff(JanTemp))
季節による振動が目立ちすぎるが、前のグラフに見られたわずかな上昇傾向が消されていることが分かる。
次に、自己相関係数を計算してみる。
acf(diff(MonthTemp))
周期12の、つまり月ごとの関係が強いことが分かる。
(2015.1.23)
|