時々眺める富士山
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2007年3月写真日記
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2007年3月3日
ひな祭りの日に満開となったおかめ桜
昨日の夜は星が少しは見えたガ、全体的には曇り空。一昨日見えた満月に近づいてきている月も見えなかった。3月3日のひな祭りの日は朝からどんよりとした曇り空。朝方は少し明るく場面もあったが、富士山は白い雲の後ろ側で見える気配はない。
おかめ桜が満開となった。枝にいっぱいに花をつけている。ソメイヨシノより緋色が濃く、花もちもよい。多くの花が下を向いて咲いており、何となく静かなたたずまいを感じる。
2007年3月3日
産卵2週間後のカエルの卵桜
今年は次のカップルの産卵は行われていない。これまで最大3カップルの産卵を確認したことがあるが、本年はこれでおしまいかもしれない。
産卵後2週間たって、ひも状の部分はだいぶふやけてきて、卵も球形からオタマジャクシ状に変化してきた。来週にはオタマジャクシになっていると思われる。
2007年3月3日
咲き始めた春の花木
午後になって、急に雲が薄くなり、春の暖かい日差しに恵まれるようになった。日向ではぽかぽか暖かい。
木蓮が咲きだした。
まだヒヨドリのアタックが少なく、花の形が乱れていない。
先週まで動きがなかったハナカイドウが花芽を付けた。ハナカイドウは新芽と一緒に花芽が出てくるので、花が少し目立たない。
ぼけは蕾がさらに大きくなった。
ぼけの蕾の周囲にもうっすらと見えるが、蜘蛛の糸が庭に増えてきている。沈丁花は開いている花を増やしたが、周囲にうっすらと蜘蛛の糸が見える。
2007年3月3日
風がなく暖かった1日
午後も雲はあまり晴れなかったが、地面の温度が上がっているせいか、日差しがなくても温かさがあり、時々日が差すとかなり暖かくなった。午後遅くなって、東の方の空は雲の切れ目が広くなってきたが、富士山の見える西の空は晴れることはなかった。
日が沈んでからは、広い範囲が晴れ、満月に近くなった月が眺められた。
暖かった今日1日だけでも、蕾が開いて来るものがかなりあった。ボケの蕾が2,3開いた。
地方によっては、梅と桃が一緒に咲いたというニュースがあったが、当地では桃はまだ出番をしっかり待っている。ただ、今日の暖かさで、蕾の先端が色づいてきた花桃が出てきた。
2007年3月10日
久しぶりに週末に望まれた富士山
今週は強風や雨で荒れた日があり、よく晴れた日もあったが、温かに晴れた週末を迎えることができ、久しぶりに週末に富士山を望むことができた。ただ、朝方見えていた富士山も、午前10時頃には白い雲に覆われて姿を消してしまった。それまでの間も、流れる雲に姿を隠される間が多かった。
雲で頭を隠された富士山
雲の上に浮かぶように見える富士山
次第に雲が多くなってきた頃の富士山
2007年3月10日
オタマジャクシとなったヒキガエルの卵
産卵後3週間でヒキガエルの卵はすべてオタマジャクシとなっている。まだ尻尾が太いものもかなりいて、大半の動きはまだ鈍い。すでに尻尾が細くなってきているものの中には、活発に動き回っているものもいる。
動きが鈍いものは塊になっているが、活発に動き回っているものは、広い場所にいる。
2007年3月10日
満開のおかめ桜の中で蜜を吸うヒヨドリ
今週火曜日に吹き荒れた強風にもかかわらず、おかめ桜は極端に花を散らすことはなかった。ただ、ピンク色の花びらが落ちて、雄しべとがくの赤色が目立つものが増えてきている。このことから木全体の赤みが増して見える。赤みが目立ってきたおかめ桜の花の中で、花の蜜を吸いにヒヨドリが集まってくる。
2007年3月10日
チューリップが一輪だけ開花
すっかり春らしくなり、チューリップの葉が一斉に伸びてきた。道路際のパンジーの列の間に埋めた球根からその中で、茎がほとんど伸びずに開花した赤いチューリップが一輪あるのに気がついた。
暖かい陽気が続いているため、パンジーは例年より早い時期に花がたくさん咲いてしまい、その分傷み出した株も増えてきてしまった。
2007年3月10日
おかめ桜の花の蜜を吸いにきたメジロ
我が家の庭に飛来する野鳥は、大形のヒヨドリが小型鳥を威嚇し、追い払っている様をしばしば目撃する。小型の鳥は、すばしこく、あちこち動き回り、ヒヨドリの目を盗んで餌にありついている。今日はメジロがおかめ桜の花の蜜を吸いに来た。まことにすばしこく、あちこち動き回り、さかさまになって花の蜜を吸い、さっと飛び去った。
2007年3月10日
本日の春の花木
今日は、上の方の空はよく晴れて暖かい一日だったが、西の空は白い雲で覆われたままで、午前10時ごろに姿を消した富士山は、再び現れることはなかった。そこで、庭の春の花木の様子を見回した。
杏子の花が咲きだした。枝の先端に狂い咲きのように咲いている花がかなりあるが、大半の蕾はまだ小さいままだ。
ゆすら梅も咲きだした。この花は、桜に似ているが、新芽が出る時期と花の咲く時期の差が小さいので、ピンクと緑が混在することが多い。今のところ、花のピンクがずっと目立つ。
カイドウは少しずつ咲き出した。
モクレンは、ヒヨドリのアタックで上の方の花は形が崩れてしまっている。
木の低い方の花は、まだ形が崩れていないものが多い。
しだれ桜も蕾が少しほころび始めている。
花桃の蕾が膨らんできている。まだ花の蜜を吸うことはできないが、野鳥が飛んできている。
なお、ピラカンサの実は、ほとんど食べつくされた。先週紹介した、木の下の方についている実だけ、まだ残っている。
2007年3月17日
どんよりと曇った朝
東京で観測史上最も遅い初雪を観測(若干の雪が交じっただけのようだ)するなど、すっかり寒が戻った1週間だった。今日は朝からどんよりと曇っており、太陽が顔を見せる気配はない。暖房していない室内は8度で、室温の上昇も今日一日わずかだろう。これまでの暖かさを自然はちゃんと補正したのだろう。西の空も厚い雲で覆われており、富士山は見えない。
桜の開花予想で気象庁が異例の訂正を行ったことが大きく報道されたが、静岡は別として、最初の予想と大きく変化せず開花の準備は進行しているようだ。
当地でも、しだれ桜の蕾がだいぶ大きくなってきた。
先週まで蕾の先端の花色が目立たなかったシャクナゲ(吉野)が咲き始めた。昨年の記録を見ると、今週はすでに満開と記載されているので、今年はこの花は昨年より遅かったことになる。
来週には咲いていそうな花の蕾を見つけた。姫こぶしである。
花桃も開花が始まった。
ゆすら梅は満開となっている。
ボタンの蕾も大きくなってきているが、咲き出すまでには1ヶ月はあるだろう。
午前10時ごろから小雨がぱらつき出し、白いものが混じっていた。花の蜜を吸いにきた野鳥の排せつ物ではないようだ。この冬2度目の降雪を確認した(昨日降雪があったかは知らない)。
2007年3月17日
成長を続けるオタマジャクシ
産卵後1カ月となったヒキガエルのオタマジャクシは、順調に成長しているように見える。
今日の寒さにもかかわらず、先週よりは活発に泳ぎ回るオタマジャクシが多い。
このあたりで、自然に近づけるため、水槽を池の中に沈めた。例年、沈めたとたんに水槽から池の中に泳いで出ていくオタマジャクシがいるのだが、今日は寒くて水温が低いためか、皆、池に沈めた水槽の底に固まっている。
2007年3月17日
暖かい日差しを受けた花など
午前中の予想は見事外れ、昼過ぎからすぐに空が晴れ上がり、温かな日差しに恵まれた午後となった。その中で、今年は特に話題となっているソメイヨシノの蕾を撮影した。
蕾が膨らんでおり、もうすぐ開花するであろうと期待させる。
来週末にはかなり開いているのだろう。
今は、新芽の息吹が奇麗な時期でもある。レッドロビンや金木犀、バラやカリンなどこの1、2週の間にそれぞれの色の柔らかい新芽で春を伝えてくれている。その中から、楓の新芽を撮影した。緑の新芽と、秋の紅葉色をした種の二色が楽しめる。
楊も新芽を出すと共に、穂を伸ばし始めた。この成長力が極端に強い木は、これから一気に枝葉を増やし、うっそうとした茂みのようになっていく。
2007年3月17日
今週もおかめ桜に集う野鳥
おかめ桜は、もう花びらはほとんど残っていない。ただ、おしべ、めしべ、がくは残っていて、線は細いが、かえって赤みを増した木の姿が目立つ時期でもある。もともと花をめでているわけではない野鳥は、この時期も次から次と訪れる。
これはメジロ。
これはヒヨドリ。
ピラカンサの実はすべて食べつくされたが、日中は桜やモクレンに集まる野鳥のさえずりが、日中ずっと聞こえている。
午後4時半ごろまで空はかなり明るかったが、西の空の雲は厚く、富士山は一日中見えなかった。夕刻になると、次第に黒い雲が増えてくると共に冷え込んできた。室温も11度までしか上がらなかった。明日は富士山が見えるような気圧配置のようだが、残念ながら明日はその姿を紹介することはできない。
2007年3月24日
この週末もどんよりとした曇り空
この週末もどんよりと曇った週末を迎えた。どうやら富士山は見えそうにない。室温はそれほど高くなっているわけでもないのに、先週よりだいぶ温かく感じる。道路清掃の作業は長そででは汗をかく。半そでで行っていたら、雨が降って来た。ただ、この雨も1時間とは続かずに、その後空は明るくなったが、晴れ上がることはなった。このところ雨が少なく乾燥続きであったため、この雨は植物には恵みの雨だ。今年は暖かかったため、パンジーの育ちが良かったが、痛みも進んでいることはすでに紹介したが、アブラムシの被害が例年になく早い時期から始まっている。
今年ほど桜の開花日が騒がれたことはなかったように記憶している。東京が全国に先駆けて桜が開花したとの報道だが、開花から花の数が増えるのに時間がかかっているようだ。昨年の秋から2度も3度も狂い咲きして、長い期間花を10輪以上付け続けていた桜も勤務先周辺にはあったので、こんな木が標準木となっていたら、いつを開花といったのだろう?
我が家のソメイヨシノはまだ開花に至らない。蕾はかなり大きくなってきているから、もちろん来週には開花するだろうが、この分では4月の初めに満開の桜が楽しめるのかもしれない。
先端からピンク色の花びらが顔を出し始めているソメイヨシノの蕾。
このところ、いろいろな花が一斉に咲き出しているので、ソメイヨシノが少し遅れて、時差を作ってくれるのもありがたい。
しだれ桜もまだ蕾のままだが、蕾の先端からめしべがのぞいている。もうする開花するはずだが、このしだれ桜は新芽も一緒に出てしまい、花が目立たなくなってしまうことが多い。
今年も、蕾と競うように新芽が吹き出している。この分だと、今年も新緑と一緒に花見となりそうだ。
先週開花を予想していた桜は開かなかったが、予想通り開いた花を紹介しよう。
姫こぶしである。
2007年3月24日
産卵後5週目を迎えたオタマジャクシ
池に沈めた水槽の中には、まだ2/3以上のオタマジャクシが残っていて、水槽の下でじっとしているものが多い。水槽の外へと勇敢に泳ぎ出て行ったオタマジャクシも池の下でじっとしているものが多いが、まばらで見つけるのが難しい。
前年まで、池の還流ポンブに巻き込まれて死亡してしまうオタマジャクシが多かったので、本年から還流ポンプの吸い込み口周囲を目の細かい網で覆った。このちょっとした工夫を今までしていなかったため、前年までは、ポンプのフィルターに付いたオタマジャクシを、フィルター掃除の際に取り除いて池に戻すという大変な作業を行っていた。運よくフィルターに付いたオタマジャクシは救われる可能性が高かったのだが、フィルターを通過してポンプのプロペラ(水車)に触れたオタマジャクシは、ポンプの吐き出し口に黒い溶液状のかわいそうな姿となって固まってしまっていた。
池の底にいるオタマジャクシの方が、水槽に留まっているオタマジャクシよりは大きいように見える。本年は産卵数が少なかったため、あと1か月、皆元気に育ってほしいものだ。
これは、水槽の中にまだ留まっているオタマジャクシ。
2007年3月24日
春の花
寒くはなかったが、1日中曇り空が続き、西の空も白い雲や時には黒い雲で覆われており、結局富士山は見えなかった。ソメイヨシノの開花が大きく期待される中で、咲いているその他の花を紹介する。
水仙は、種類が異なるものが次々と咲いていく。
このラッパ水仙は曇り空の中で映える。
日本水仙も曇り空の下、白い花が映えていた。
アネモネも丸い花を咲かせている。
花桃は、北側や南側など場所によって3分咲きから7分咲きと異なるが、この頃の花が一番きれいだ。
ハナカイドウはゆっくりと花がそろってきている。
咲きそろうまで、まだしばらく楽しめそうだ。
この時期、新緑が綺麗だが、先週紹介した楓が曇り空の中で新緑が一段と綺麗に見えた。
この美しい緑は、桜の花と同様、あと何回見ることができるのだろうと考えてしまうほどだ。
この時期、コニファー類が花を付けている。裸子植物の花は観賞の対象にはなりにくいが、緑の中でかわいらしく咲いている。
花梨が花をつけている。赤いかわいらしい花だ。午後から曇り空で暗くなってしまったなかで、撮影してみた。
2007年3月31日
ソメイヨシノがほぼ満開
今週もどんよりと曇った週末を迎えた。3週連続して週末に富士山は望めなかった。今週は、270mmの大雨と、それによって融かされた雪解け水によって発生した土砂崩れで富士スカイラインが埋まったとの報道があった。富士山の雪はかなり減ってしまったのだろう。開けて1日、西の空は雲に覆われていた。昨晩も、満月に近い月が出ていたが、その月も雲に隠れがちであった。1夜明けた朝から白い雲がかかっており、昼過ぎに空はかなり暗くなり、雨が降るかと思ったが、その後また空は明るくなり、雲も暗い雲から白い雲に変化していった。しかし結局、富士山が見えるほどには晴れなかった。
我が家のソメイヨシノがほぼ満開となった。以前は満開とは、すべての蕾が開いた状態で、満開のときは花が散り始めていると教えられた。その定義から行くと、枝先にわずかに蕾が残っている部分があるので、9分咲きである。
曇り空とソメイヨシノの薄い花色とコントラストはかなり低い。
花つきの良い満開のソメイヨシノは、さすがに圧巻である。
2007年3月31日
水槽から旅立ったオタマジャクシ
今週は関東地方でも早や夏日となるところも出たほど、春先の気候ではなく初夏の気候まで一気に進んでしまった日があった。一切暖房をしていない我が家も、室温が15度から下がらない。今日は日差しがなかったので、室温は16、7度までしか上がらなかったが、寒さは一切感じない気候となった。
この暖かさで、オタマジャクシも小さな水槽から池(大きな水槽)へと旅立っていった。池の中のオタマジャクシは、まだ底にいるものが多いが、活発に泳ぎまわっているものも増えてきた。循環ポンプに細かい目の網で覆ったにも関わらず、池の循環ポンプの吐き出し口には、黒い粘液状のものが付いていた。ポンプのフィルターも詰まり気味で、掃除をすると、やはりオタマジャクシが中に入り込んでいた。ただし、網を取り付けなかった昨年と比較するとずっとその数は少なかった。
この時期になると、成長の程度にも差が表れてきているが、その差を撮影するのは、現有の機材では難しい。
2007年3月31日
3分咲きのしだれ桜
ソメイヨシノは満開となったが、我が家のしだれ桜はまだ3分咲きといったところ。ただ、新芽も開き始めており、この先花が満開になる頃は、新緑も目立つようになっているはずだ。
これは上から撮影したもの。つたとチューリップの葉の緑がバックとなっている。
この部分では、開いた花、花の蕾、吹き出した新芽がともに見られる。
このように花がすべて開いた枝先もある。
2007年3月31日
蕾が開き始めたつつじ
ソメイヨシノの開花は20年前頃には4月1日前後であったのが、この10年ぐらいは春分の日ごろになったそうだ。つつじは、以前はゴールデンウイークに満開だったと記憶しているが、最近ではゴールデンウイークには花が過ぎているようになった。つつじは、桜のように花がきれいに散ってくれないので、花柄を摘み取り新芽の成長を促す作業を行うとよいとされているが、その作業が連休後だったのが連休前になっている。
本年も、つつじの蕾が開き出した。例年より寒かった昨年、一昨年よりは1週間ほど早いが、2004年の咲き出しとほぼ同じである。
もちろん、つつじも品種によって咲き始める時期に1,2週間の差があるし、同じ品種でも植えている場所の日当たり等で変化する。例年と比較では、本年の満開は4月20日を中心とした時期になるのではないか?
2007年3月31日
道路際のチューリップ
暖かくなってくると、雑草が成長を早める。雑草を刈るべきか、刈らざるべきか意見が分かれるかもしれないが、道端に雑草をはやしたままにしておくと、それでなくてもゴミを捨てるマナーの悪い人たちの反社会的行為を助長させてしまう。雑草の生えた場所に、あらゆるゴミが吹きだまってしまい、その場所にさらにゴミを捨てる者が現れる。これを防止するためにも、道路際に雑草をはやしておくべきではないというのが結論である。
公共輸送を担う最大手の会社も、敷地内の草刈りを再教育の一環として、勤務成績が芳しくない社員に行わさせているといううわさもあり、米国でも道路清掃が刑罰として科せられる社会奉仕作業の代表であり、イメージが良くない。道路清掃を行っていると、何かの刑罰を科せられているのではないかと思われるような社会にしたくないものである。
今週は、風の強い日が多く、道路には壊れたビニール傘が何本も放置されており、誰かの不始末の結果になる発泡スチロールの破片が散乱していた。ガラス製1合酒の空き瓶も複数投げ捨てられており、たばこの吸い殻は50本ではきかない量が投げ捨てられている。紙パック飲料や小型のペットボトルの投げ捨ても多い。歩きながらの飲食を行わない者から見ると、道を歩きながら、これらの飲料を飲み、あるいは煙草を吸うという感覚、品性は全く信じられない。家まで持ち帰らないことを前提にしているからこそ、歩きながらこのようなことをするのだ。昔、「私作る人、あなた食べる人」というコピーがはやったことがあったが、まさに「私汚す人、あなた掃除する人」があまりにも多い。この週末は、雑草の伸びが速かったことと、ゴミが多かったことから、道路清掃に大幅に時間を割かれ、花の写真を撮る時間があまり取れなかった。
道路際に植えたチューリップが、今が盛りとなっている。早く咲き始めたものはすでに散ってしまっているが、春を代表する花が、今年も春を知らせてくれた。50年も前に小学校の前庭で見た記憶がよみがえる。あの頃は、まだ戦後の時代で、花の品種も少なく、今の花ほど綺麗ではなかったのかも知れない。桜の木の下での入学式の記念撮影とともに、小学校の花壇の花は、ついこの間までの苦しかったことをほとんど語らず、明るい未来を目指した教育とともに、今の花より輝いていたように感じてしまう。あの頃は、花は皆で育てようとする心がもっと強かったからかもしれない。花見でも、今は「あなた育てる人、私騒ぐ人、散らかす人」と別れてしまっている。
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