2015年の国内の気温偏差を推定する
日本の年平均気温偏差の経年変化にはある程度の規則性があり、前年との気温偏差が4年連続してプラスになったり、マイナスになったりすることはないこと、ある年の前年に対する偏差がプラスなら、翌年は、2年連続してプラスになるよりマイナス偏差となることの方が多いことはすでに紹介した2014年の国内の気温偏差を推定する前回紹介した。そして、2013年までの統計値を用いて2014年の2013年に対する気温偏差の推定値の一つとして-0.20 ℃を提案した。
昨年の結果から見て、2015年の日本の年平均気温の最も素直な推定値は、上の表から2014年比プラス0.18 ℃となる。平年偏差は+0.32 ℃となり、歴代順位は2013年に次いで第9位が推定される。 |