ベクトルの基本
大きさと方向が同じであれば、平行移動しても同じベクトルである。下の図の2本の矢印は、同じベクトルを示している。
ベクトルをスカラー倍すると、方向は変化せずに、矢印の長さが変化する。下に、ベクトルを2倍したベクトルの例を示した。
ベクトルの符号を変えると、矢印の長さは変わらずに、矢印の方向が逆転する。下に、ベクトルの符号をマイナスとしたベクトルの例を示した。
ベクトルの大きさ(矢印の長さ)を求めるには、ベクトルの始点を座標の原点まで移動させ、ベクトルの終点の座標を読み取る。ベクトルは、この座標の組によって表される。この座標の組が意味するものは、
である。ここで、、、は、それぞれ軸、軸、軸方向の単位ベクトルである。
この座標の組を用いてベクトルを表した場合、ベクトルの大きさ(長さは)、ピタゴラスの定理を用いると計算できて、以下のように表される。 (2011.7.30) |