2013年9月4日から2013年9月5日にかけて、当地では雷を伴う降水があった。家人の話によると、近くに複数の落雷があったという。あいにく、その間不在であり9月5日の18時50分に帰宅した際には、ヴァンテージプロ2はリセット状態となっており、測器との間の通信は行われていなかった。そのため、20時間のデータが消失した。
この間の雨量データを見ると、海老名のアメダスは233㎜を記録しており、平塚のアメダスも143㎜の降水を記録している。一方、小田原のアメダスは22㎜、三浦のアメダスは51.5㎜とデータの差は大きい。平塚土木のテレメータ雨量は197㎜、平塚のテレメータ雨量は152㎜となっていた。この間、Xバンドレーダーを監視していたところでは、神奈川県の中央部から少し西方に北北東方向に傾斜した狭い雨雲領域が、ほとんど移動市内で数時間かかっていた。そのため、平塚アメダスや海老名のアメダスの周辺の降水量が多かったものと思われる。
この欠測により、降水量の統計値に大きな誤差が生じる結果となった。月間降水量、年間降水量、9月の最大降水量などに影響を与える。当地の見積り降水量だが、スイレン鉢の水量から考えて、80~100㎜以上の降水があったものと推定される。ここの所の強い日射により、スイレン鉢の水量が減少していたが、完全にあふれていたからである。
(2013.9.5)
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