2016年6月3日のコンソール交換


 昨年の2015年11月18日にUSB接続しているウエザーリンクが不調となり、以降シリアル接続していた。シリアル接続の場合、データ転送や確認に時間がかかる。多少時間がかかるだけなら大きな問題ではないが、機器の不調部分を特定しておくことは必要と思い、バンテージプロ2を新たに購入し、USBのウエザーリンクを2セット新たに購入した。新しいバンテージプロ2は、現行システムが故障したときにすぐに交換できるように予備として保持することを考えた。とりあえず、新しいシステムが動くことを確認したが、現行の制御パソコンにつなぐと、予想できないトラブルによって観測データの中断が起こることを心配し、パソコンも新しいものを用意した。

 新しいパソコンに新しいバンテージプロ2のコンソールとUSBのウエザーリンクで接続したところ、パソコンはコンソールを認識し、正常に動くことを確認した。続いて、現行のシステムのコンソールをシリアルからUSBのウエザーリンクに交換してみた。ところが、新しいウエザーリンクでもパソコンはコンソールを認識しなかった。コンソールのインターフェイスの具合が悪いのだろうか?そこで、現行のISS(インテグレイティッド・センサー・スイート)からのケーブルを新しいコンソールと接続することとした。

 4年経過したことで、バンテージプロ2も何点か変化していた。一番目立つのは、降水量計の外側に「DAVIS」と白い文字のロゴが印刷されていること。また、鳥よけの針金を降水量計の周囲に立てられるようになったこと。漏斗部のごみよけも大型のものとなっていた。また、インチからmmへの変更をするアダプターの形状が変化していた。

 このように降水量計は大きく変化していた。一方、風向風速計は、昨年単品で購入したときは腕の形状が以前のものと異なっていたが、今回購入したものは以前の形状と同じだった。一方、今度のターミナルは、気温が整数表示となり、小数点以下の表示がない。内部のデータは、小数点以下1桁となっている。

   コンソールを交換したため、データの統計切断が発生した。しばらく、データの変化に注意するが、たぶんそのまま接続することになるだろう。

 以前のコンソールは、室内の計測に用いることとした。晴天日だったため、降水量の取りこぼしは発生しなかった。

(2016.6.3)


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