2016年2月16日の降雪量について


 2016年2月16日の早朝の自宅周辺は、降雪で白くなっていた。ただ、真っ白な雪景色というわけではなく、道路に雪はなかった。前日の15日は、午後3時頃から弱い降水が始まり、深夜まで降水は続いた。この期間の降水量は1.4㎜であり、道路に水たまりが少しできる状態となった。このような降水も23時頃までには上がったことを確認して就寝した。それまで降雪は観測されなかった。

 2月16日は、3:30から3:40までの10分間に降水量0.2㎜を記録しているが、融雪の時間を考えると、降雪はこれまでの期間に合ったものと推定された。

 16日朝7時前に自宅で撮影した積雪の様子を以下に示す。最初は椿の葉の上にあった雪の状態である。

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 葉の上という安定の悪い場所だが、最大で5mm程度の積雪が認められた。この時期地表面温度は5℃以上あり、熱量が大きいため融雪が進むが、葉は熱容量が小さく、すぐに0℃まで温度が下がることから雪は残りやすい。

 続いて屋上の断熱タイルの上の雪の状態を示す。

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 ほぼ1面に積雪が認められた。2,3㎜から5mm程度の積雪量だった。吹き溜まりの場所は特に認められず、一様な積雪状況であった。タイルの継ぎ目の積雪量が少なく、これは、建物の内部からの赤外線放射の量が多いためと考えられた。

 続いて、太陽光発電パネル上の積雪状況を示す。

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 太陽光パネルは、鋼板の屋上パネルの上にあり、建物から出る赤外線放射の遮断効果が高く、放射冷却も効いたことから、積雪量が多かったものと考えられた。ほぼ均等に5mm程度の積雪が認められた。

 降雪が2:00以降3:30頃までにあったことを考えると、降雪量全体が、そのまま太陽光発電パネルに残されたと考えてよいものとし、この時の降雪量を0.5cmと推定し、それをそのまま観測値とした。

(2016.2.18)


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